「だからなんで避けるんだよ」 と一輝くんが隣に座ってきた。 「だから別に避けてなんか…」 「朝から喧嘩~?」 ご飯をテーブルに運ぶお母さんが言った。 その時、家のチャイムがなった。 ピーンポーン ピーンポーン―…。 「は~い」 お母さんがスリッパをパタパタと音を立てながら玄関に向かった。 「早いわね~。10時くらいにつくっていったのに」 また誰かきたの? 勘弁してよ~~~…。