一輝がいなくなる日。 「じゃあまたね。元気でね」 とお母さんが一輝を見送る。 「うん、ありがとう」 と一輝は家を出て行った。 もしかしたら、会えるのは今日が最後かもしれないのに、まだ素直になれない。 目の前で見てしまった現実は変えられない。 もうどうしようもないのかな。