う、動いてる? もぞもぞとしばらくうごめいた謎の生物(動いているなら生物だろう。)は、突然むくりと起き上がった。 形的には、人間かな…?男っぽい… 私は慎重に彼(?)に近づきながらそう考えていた。 だが、近づくうちにその人影に懐かしさを感じる。 私は気づいたら走って彼の元へと駆け寄っていた。 どうして。 とか なんで。 とか、そんな理屈はどうでもよくて、私は後先考えずに叫ぶ。 「 和 人 ! 」