―――ガチャ 制服に着替え終わり、リビングに降りてくるとお母さんしかいなかった。 「あら、おはよう♪ 亜弥が1番なんて珍しいわね」 フフって笑いながら言うお母さんに「別にいいじゃん…」なんて返しながら、テーブルに用意された朝ご飯に手をつける。 「ぢゃあ行ってきます」 朝ご飯を食べ終えた頃には、家族みんなリビングに揃っていた。 「行ってらっしゃ〜い!」 そんな声を背中にうけながら、私は家を出た。