EMERALD



「日本語の科目?」


エドの発言に、レオナードが眉にシワを寄せる


「現代文とか、古典のことだよ。日本語って、なんであんな複雑なんだろ?」

「大丈夫!世羅、勉強得意だから」


再び、みちるが世羅の背中を叩く


「私頼りなの?」

「私が人に教えれるわけないじゃん!」


小声だけど、力強い声で自分を否定するみちる


「・・・大丈夫?」

「大丈夫。・・・仕方ないわ。始めましょう」