みちるが髪を変えると、1日中感想を求められる 彼女が望む言葉を、口にするまで 「それに、金髪にしたからって好かれるわけじゃないでしょう?」 「だよね~・・・。王子様が好きになる人って、どんな子だろ?」 外で女の子に囲まれる殿下を見つめて、みちるはため息を漏らす 「貴族のお嬢様かもね」 世羅の答えに、みちるは恨めしげな視線を向ける 「聞いたから、答えたんだけど・・・」 「答えを言ってほしくないときもあるの」