恥ずかしさから、世羅は顔を逸らす 「じゃあ、普通のまともなカツラを選ぼうか」 「そうね。・・・私はいらないんだけど」 多分、抵抗は無意味だろうけど 「ねぇ、こんな感じでいいのかな?」 疲れた顔で、ジャンが戻って来た 「おぉ~・・・。いつもよりマシだ。全ッ然、マシだ」 奇跡でも起こったようなエドの喜びよう 「2人とも、これに着替えて。安心しろ、町中を歩いても補導されない格好だ」