世羅の答えに満足したのか、レオナードがにっこり微笑む 「じゃあ、行こうか」 「行くって、どこに?」 答えを言う前に、レオナードは世羅の手を引いて図書館を出ていく 「ここで待っていて」 真っ白なリムジンが待つ正門ではなく、裏門に世羅を待たせて、レオナードは正門へと一人向かう 《レオ!良かった~、戻って来てくれて》 心からの喜びに、レオナードは少し困惑する