気づかなかったが、彼の顔色は悪い 《両思いじゃない、貴方たち》 《結ばれないと、お前は言っただろ?彼女も、そう言った。僕に答えを求めるのは酷だとも、言ったよ》 悲しい声と表情のレオナードに、呆れてため息しか出てこない エマは落ち着いた思考で、ゆっくり考えた 《諦めるのね、貴方は》 《・・・・・・・・・・・・・・・・・・》 《彼女は諦めたのかもしれない。でも、自分に正直だったわ。叶わぬと知りながら、貴方に思いを伝えた》