《・・・・・・場所を変えましょう。ここで話していたら、セーラが起きるわ》 寝室を抜けて、エマはレオナードの自室にあるソファーに腰をおろした 《お茶はないの?・・・ないみたいね》 諦めて、向かいに座るレオナードに向き直った 《答える義務は、確かにあるわ。けど、それは貴方の問いに対してのみよ。貴方の迷いに答えを与える義務はないということを、忘れないで》 真剣な声が、レオナードの耳に届く