EMERALD



迷路に入る?

迷ったらどうすれば・・・


《心配しなくても、全く難しい迷路ではありませんよ。すぐに出てこれます》

《・・・・・・・・・・・・本当ですか?》


心配そうに、世羅が老紳士を見上げる


《大丈夫ですよ》

《・・・・・・行って、きます?》


老紳士に見送られて、世羅は不安なまま迷路に足を踏み入れた






午後のティータイム中、エマの過ごす応接間の扉が、勢いよく開け放たれた