《三倍、ですか・・・?》 信じられない 今でも広すぎると思うのに、昔はもっと広かったなんて・・・ 《迷い出す者が急増してから、今の大きさに。フリード殿下やレオナード殿下、シェリア姫も、幼い頃はこの迷宮で遊んでおられました》 懐かしい思い出を語る老紳士は、世羅に絶えず微笑みを向ける 《入ってみますか?》 《え?!》 突然の老紳士の言葉に、世羅が信じられないものでも見るように、目を見開いている