EMERALD



「!!!!!!」


何をすればいいのか分からなくなっていた世羅の体が、強張る

レオナードの瞳が、うっすら開かれる


「あ、あの・・・ッ」

《・・・これは、夢、かな・・・・・・?》


レオナードの指が、世羅の頬に伸びる

世羅が、対応に困る

起きている?


《あぁ・・・。いつもの夢だ・・・。彼女が、ここにいるはず・・・、ないんだから・・・》


瞳は弱く開きながらも、まだ夢の中なのだろう