EMERALD



《エディリア嬢、そちらの方は・・・》

《気にしないで。レオナードの寝所、誰かいる?》


エマの話はほとんど聞こえない

周りが、綺麗で豪華で、まさしくお城!

感動よりも、むしろ怖い

飾られる調度品にも、今足下にある床も、全てが高価なのだろうか?

怖くて、怖くて、歩みを止めてしまいそう


《セーラ嬢、行きましょう。寝所の前まで、案内するわ》

《は、はい・・・!》