抱き寄せて、レオナードは世羅の温もりを全身に刻み付ける これが現実だと、忘れないように 《・・・・・・・・・・・・・・・・・・》 頬を撫でて、髪を撫でれば、滑らかな黒髪が指の隙間を通り抜ける 瞳を閉じて、その髪を、その温もりを忘れないよう、眠りに落ちた