エドの手を叩き落として、エマは深く息を吸い込む 《国王陛下が、お倒れになられたわ》 《・・・・・・・・・え》 《嘘、だろ・・・?》 エドとジャンの視線が、エマからレオナードに向けられる 《本当、なのか・・・?》 《こんなこと、冗談で言わないわ。元々、お体は弱かったけど・・・。この事は、一部の人しか知らないことよ。私は、この事を伝えるために、ここに来たのよ》 エマの真剣な様子から、偽りでないことが分かる