お昼を食べ終えて、世羅はイスから立ち上がる 「職員室?」 「留学の話、ちゃんと断っておかないと」 大学のリストをポケットから取り出して、世羅は教室から出ていった 「留学、しないんだ・・・」 「嬉しそうだな、原田」 「そりゃ、世羅が外国行かないなら、嬉しいでしょ?いつでも会えるし」 美優が、新しいパンの袋を開ける 「正しい判断と、望むことの答えは、いつも同じとは限らないけどな」