《そうだな。クリスマスか・・・。冬休みになったら、一度本国に帰ってみようか?兄君や、父君も心配だし》 (王妃様の名前が出ないのは、わざとですか、殿下?) 心の中で呟いて、ジャンは小さく笑った 《いいかもしれませんね。クリスマスに遅れますが、プレゼントを用意すれば、喜ばれるかもしれません》 《そうだな。・・・・・・クリスマス、か》 レオナードが小さく呟いたのを、ジャンは聞き逃さなかった