「と、紹介したい人たちがいるんだが・・・」 遥がレオナードから、世羅に視線を移す 「私、外の風に当たって来ますから、失礼します」 レオナードの腕から逃れ、世羅は甲板へと早足に向かった 「お前、嫌われてるのか?」 「・・・どうだろう、分からないな」 苦笑して、レオナードは遥と共にパーティーの中心へと向かった 潮風が、髪を撫でる 甲板には、少数の人影しかなく、世羅としては有り難い