「えぇ。レオナード殿下から、こちらへお連れするよう、確かに承りました」 「そう、ですか・・・」 戸惑っていると、世羅の名前を呼ぶ声が聞こえた 「ミス・セーラ、こちらです」 「ジャンさん・・・?」 「時間がないので、説明は後にして行きましょう」 「え・・・?」 ジャンに引っ張られて、世羅はわけも分からず、ホテルの中へと連れて行かれた 「その子が世羅姫なのかしら?」 「絢子さん、よろしくお願いします」