確認するような、世羅の言葉 弱ったような笑みを浮かべて、レオナードは世羅を見る 「どうする?」 「・・・何が?」 質問していたのに、質問を返された 「本物の王子様だったら、セーラはどうする?」 「そう、ね・・・。リムジンの乗り心地はどう、って聞くかしら?」 読んでいた本のページをめくり、しおりも移動させる 「リムジンの・・・、乗り心地?」 驚いたようなレオナードの顔に、世羅は小さく笑う