EMERALD



《殿下が望まれたことだ。そういう風に言うな!》

《叩くなよ!お前、俺に対してだけ暴力的だよな・・・》

《うるさい。殿下を頼んだぞ》


ジャンはレオナードに一礼して、車に乗り込んだ


《なぁ、レオナード》

《なんだい?》


走り去る車を見送りながら、エドはレオナードの名を呼ぶ


《お前は幸せだよな?》

《・・・・・・幸せだよ。当たり前じゃないか》


レオナードが笑うが、エドは笑えなかった