EMERALD



《こうでもしないと、お前は起きないだろ?どうせ、また徹夜でネットサーフィンでもやってたんだろ?》


手当たり次第に目覚まし時計を止めていき、ようやく最後の時計が音を止めた


《残念だな。昨日はネトゲだ》

《・・・何が違うんだよ。さっさと準備しろよ?殿下は既に、準備終わってるんだから》


呆れたため息をつき、ジャンはエドのクローゼットを指差す


《分かってるよ。お前はいいよな、高校卒業してんだから》