部屋を出ていく一瞬の中、エドがため息をついたことに、レオナードは気づかなかった


《思い出、か・・・》


呟いて、レオナードは眠る準備に取りかかった




嘘つき?

嘘つきは誰?

君だろ?

いいや、私だよ


ううん、嘘つきは私と君だよ

本心によく似ているけど、それはやっぱり嘘なんだよ


相手のためで、自分のための嘘なんだよ───