「来週からってことは、明明後日、ね」 カレンダーに赤い丸をつけて、世羅は机に向かい勉強を始めた 校門の前に集まっているのは、他校の女子にテレビ局 あとは記者だろうか? 高校に入学して以来、初めてかもしれない 校門に、これほどの人が集まるのは 「おはよ、世羅」 「おはよう、みちる。何してるの?」 人だかりの中、世羅はみちるの姿を見つけた 「王子様の出待ち?いや、登校待ち、かな?」