EMERALD



「お帰りなさい。どうかした?・・・酔ってるの?」

「一杯飲んだだけよ」

「弱いくせに、飲むなんて・・・」


呆れたため息を漏らして、世羅は台所から水を取ってくる


「はい」

「ありがと。来週から、また仕事~・・・」


泣きそうな声で話しながら、七緒は水を一気に飲み干す


「そう。寝るなら部屋で寝て」


肩を貸して、七緒を部屋へと連れていく


「おやすみ」


部屋の明かりを消して、世羅は自分の部屋へと戻った