可愛らしい絵と、明るい色使いの薄い本が飾られた、児童向けの一角 美優には、あまり似合わない背景だ 「いろいろあってな・・・。疲れた・・・」 「・・・・・・?」 ため息をついて肩を落とす美優に、世羅とみちるは顔を見合わせる 「私、先帰る・・・」 「あ、うん・・・」 疲れたような美優を、2人は手を振って見送った 「じゃあ、私も帰ろっかな~」 逃げようとするみちるの首根っこを、世羅が素早く捕まえる