完全に無視して、世羅は自分の勉強を進める


「・・・・・・美優、この問題教えて」

「あ、ホントに戻ってきた」


美優に教科書を差し出すみちる

世羅の予想は見事に当たったわけだ


「専門学校って言うと、どこに行く予定なんだ?」

「美容系」

「・・・アバウトだな。日向は?大学だろ?」


これ以上、この話には実りがない


「一応・・・。外語大を希望してるけど、場所は検討中。近場にも、2つ3つあったし、まだ悩んでるの」