テストの為に、図書館で勉強しようと言い出したみちる

世羅と美優からしてみれば、皆でやるより一人の方がはかどるのだが、この友人は、一人だと勉強どころか、教科書すら開かないだろう


ここは、我々が犠牲にならなくては


「そもそも、私は専門学校だから、一般教養よりも専門的な知識を学ばなきゃいけないわけで・・・」

「日向、原田が現実逃避をし始めたぞ」


隣に座る世羅の腕を、ペンの先でつつく美優


「無視すればいいわ。構ってくれる相手がいなければ、勉強始めるだろうから」