EMERALD



「せ、先生?ごめんなさい、急だったから・・・」

「いいのよ。私の方こそ、急にごめんなさいね」


謝る司書は、見た目では想像も出来ないほど、アイドル好き

人は見かけによらないものだ


「それで、どうかしたんですか?」

「えぇ。ちょっと、職員室まで行ってくるから、その間受付頼んでもいい?本借りる人が、来るかもしれないから」

「いいですよ。どのくらいに戻ってきますか?」

「分からないの。人と話すから。あんまり長くかかりそうだったら、一度戻ってくるわ」