EMERALD



「いいよ。・・・じゃあ、私は帰るから・・・・・・」

「うん、ありがとう」


手を振って、世羅は美優を見送った


「私も、帰ろうかな・・・」


課題のプリントや、端に置いていた教科書やノートを鞄になおす


「5時半か・・・」


時間を確認して、世羅は鞄を持って図書館から出ていく




校門を出てすぐに、高級車が隣に止まった


「ミス.セーラ、今帰りですか?」

「ジャン、さん・・・?」