「いいけど・・・。勉強は無理だよ?」 みちるよりは頭は良いが、世羅より良くはない 知識についての相談には、応えられない 「そういうのじゃないから、大丈夫」 「なら、いいよ。・・・で、聞きたいことって?」 美優は、世羅の真向かいの席に座る 「ある人を見ると、胸がドキドキしたり、隠れたりしてしまうのって、どういうことだと思う?」 「─────好きなんじゃないのか?」 「違うわ!」