EMERALD



着付けの仕方も知らないから、結局世羅は2人分着付けをする羽目になってしまった


「夏!祭り!!と来たら、やっぱり浴衣でしょう?」

「それはみちるの主張。私は納得してないわ」


もう諦めてしまっているが、ため息が出るのはどうしようもない


「それより、早く行こうよ!」

「だな。ジャン、お前は俺と彼女と行くぞ」


みちるの声と同時に、エドがジャンの腕を掴む


「え?いや、僕は殿下と・・・」