EMERALD



再び忙しくなりそう

世羅はため息をつきながらも、微かに微笑んだ







「えっと・・・、殿下、ですよね?」

「ん?・・・浴衣だ!とっても綺麗だね」


待ち合わせ場所にみちると共に訪れれば、綺麗な顔立ちの黒髪の男性が立っていた

声を聞き、顔を見てみれば確かにレオナード


「どうしたんですか、その髪?」


世羅の問いに答えたのは、レオナードではなかった


「変装だよ。今回はカツラじゃなくて、髪を染めてみた」