忘れてしまっていて、世羅は電話越しだったのに、頭を下げた 『・・・頼みがあるんだ。それを聞いてくれたら、許す』 「頼み、ですか?」 『夏祭り、っていうのがあるって聞いたんだ。それに、俺とジャン、レオを連れてってほしいんだ』 エドの意外な頼みに、世羅はしばし反応に困った 『聞いてるか?』 「あ、はい!・・・・・・みちるも一緒で、いいですか?」 『あぁ。・・・悪いな。最近、レオが疲れてるから、リフレッシュさせようと思ってな』