EMERALD



「桐生 隼人だよ、世羅!」

「そうね。実物の方が、背が高いような気がするわ」


はしゃぐみちるに、世羅は落ち着いて対応する


「キー?なんで必要なんだ?」

「以前、空港で助けてもらった子に、今日偶然会ったの。それで、お礼を・・・」


なんだか、相手の顔色をうかがっているような、そんな雰囲気


「ほら。その前に、麗央音に連絡しとけ。海人のことを聞いとかないと、夜中に電話が来て起こされる羽目になる」