EMERALD



「友人に会いに来たんだ。こんにちは、会えて嬉しいよ」


微笑むレオナードに、世羅は戸惑う

会うはずがないと思っていたので、衝撃が予想以上


「お友達、なのかしら?」

「高校が同じなんです。隼人さんなら、もうすぐ来ますよ」


レオナードが答えると、マリアの名前を呼ぶ声が響いてきた


「マリア、何してんだ?」

「隼人・・・、部屋のキーを貰おうと思って・・・」


プールにいるはずなのに、水着姿ではない、細身の男性