眉間にシワを寄せて、世羅はみちるの期待を振りほどく 「行こうよ~」 「行かないわ。それに、必ず会えるわけじゃないのよ?」 説得しようとすれば、みちるが思い付いたように世羅の顔を見つめる 「な、何・・・?」 「プールも海も一緒に行ってくれないんでしょ?なら、これくらい一緒に行ってくれても、いいよね?」 みちるの自信ありげな顔に、世羅は戸惑う ここで断れば、海やプールに誘われたとき、断りづらくなる