口の中のキャンディを気にしながら、ジャンは言葉を続ける 《その殿下が、自ら声をかけ気にしている。恋だと言うならば、恋なんだと思います》 《そうか・・・》 《・・・・・・殿下。殿下が手にできるものは、普通の者が手にできないものです。だから、殿下は普通の者が手にできるものを求めてはいけません》 ジャンの言葉に反論したのは、レオナードではなかった 《やめようと思ってもやめれないのが恋だろ?好きなら好きでいいじゃんか》