心臓がバクバクして
顔が沸騰しそうだ

こんなのあたしらしくない。
こんなのあたしじゃない!


大学生の頃のあたしは。
“えりって本当恋愛に対して冷めてるよね〜”なんて友達全員に言われるくらい
恋愛に関してはあっさりが基本だった

だからこんなふうに
あんなからかわれてるって分かりきった言葉一つで、自分がこんなことになっちゃうなんて
想像もできなかったんだ




携帯を持つ手が震える



“さっきのみたいに冗談じゃないよ?”



耳に残った甘い声。
あたしを刺激する君の全て。



好き。

好き。

大好き。

君に触れる度に
あたしはどんどん君を好きになっていくの




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