たった一つの過ちが


たった一つの間違いが


この物語の始まりで。



もう引き返せないことは分かってたのに


そこで進むことを選んでしまったあたしは


後悔してもしきれないくらいの大馬鹿者だった




ねぇ寛人。


真っ直ぐすぎるあなたについた、最初で最後の大きすぎる嘘。

“ずっと”なんて言葉。



そんな言葉あたしが言う資格なんてなかったのにね。