乱華~羽をくれた君~【完】



ふと顔を上げると、翔真さんと目が合った。



ニヤリと笑ってこちらを見ている。


きっとまたあたしの心の中を見透かしてるんだ。


なんか恥ずかしい。




徐々にみんなが帰り始めた頃、沙織さん達も帰る事になり、席を立った。



陸さんと話す彼女はちょっと顔を赤らめていて、女のあたしから見ても可愛いと思ってしまう。


結局今日は一日中嫉妬心丸出しにしてしまって、自分でも情けない…





皆が帰り、亮輔さんの家にはあたしと栞、陸さんと亮さんが泊まることになっていた。



だけどみんな帰ったのに、翔真さんはソファーにぐだーっとなってて帰るそぶりを見せない。



栞と後片付けをしながら、翔真さん早く帰ってくれないかな…なんて思っていた。


話しやすいけど、やっぱりちょっと苦手だし。




「翔真ー眠いならお前も泊まってけばぁ?」