「コレ、偽物」
翔真さんはこみ上げてくる笑いをこらえていた。
よく見ると、それはよく出来た蜘蛛のおもちゃだった。
「なんでこんなものが…」
「あ、オレがやったの」
「はいぃいい!?」
また翔真さんにやられてしまった。
本当にくだらない。
「あー面白い。ナイスリアクションありがとう」
そう言ってポケットに蜘蛛を突っ込んだ。
「最悪だし…翔真さんっていっつもそういうことしてるんですね、悪趣味!」
「だって面白いもん、特にあんたみたいな反応してくれると」
「…心臓止まるかと思ったんですけど」
「あー、かわいかった」
「はっ!?」
今さりげなく可愛いとか言った!?
「さすが陸の女だなーって思った」



