振り返るとそこに立っていたのは・・・理香子だった。
「あの・・・っ」
理香子は急いで家から出てきたようで、息を切らしている。
「理香子・・・家に居たのか」
陸さんが理香子に歩み寄る。
「はい・・・さっきリビングに行きづらくて・・・でもこれをどうしても渡したくて」
手に持っていた手紙を陸さんの前に差し出した。
「なんだよこれ」
「お姉ちゃんが死んで、しばらくしてからお姉ちゃんの部屋で見つけたんです。お父さんにもお母さんも誰にも見せていません・・・本当はもっと早く渡せばよかったんだけど・・・あたしが嫌だったんです…。陸さんがこれを読んだら・・・きっとお姉ちゃんの事すぐに忘れてしまうんじゃないかって思って」
涙ぐむ理香子から手紙を受け取り、その場で中身を見る陸さん。
どんな事が書かれているんだろう・・・
あたしは横から恐る恐る手紙を覗いた。



