苦笑いを見せ、あたしから離れようとする陸さんの手を掴んだ。



「恐くないよ・・・全然恐くない」



陸さんの背中に手を回してぎゅっと抱きしめる。



「そんなことされたら、もう止まんねーよ・・・」



耳元でつぶやかれ、服の中に手を入れられた。


またもやビクンと体が反応する。



「・・・敏感?」



フッとあたしの顔を見下ろして笑う陸さん。


急に恥ずかしくなる。


自分がこんなに感じやすいとは思わなかった。


義父にされた時は気持ち悪いとばかり思ってたから気付かなかったけど・・・



相手が陸さんだからかな…?



「なに?恥ずかしいの?」



腕で隠していた顔を覗きこまれる。


コクンと頷くとその腕をどかされ、赤面しているあたしの顔をまじまじと見られた。



「かっわいー」



「・・・からかわないで・・・」



「からかってねーよ。ホントに可愛い」



優しい笑顔。


調子が狂うことを言われると、余計に恥ずかしくなる。



「あたしの体・・・汚れてるよ?」



「…お前は汚れてなんかいねーよ。だから・・・全部さらけだせ」




言い終わるのと同時に口を塞がれる。



陸さんは優しくあたしの体に触れてくれた。