乱華~羽をくれた君~【完】



「こうでもしないとお前はまだわからんようだからな!」



野獣のような目つきで見てくる。


着ていた制服のブラウスを乱暴に脱がせ、ブラジャーを外し荒々しく触ってくる。



「・・・やっぱり奈緒の肌は若くていいなぁ、吸いついてくるようだ・・・」



義父はニヤニヤしながらあたしの体を眺めた。



気持ち悪い…


気持ち悪い・・・!!!



「あの陸というやつにも触らせたのか?」


「・・・!!!?」



その言葉にあたしは大きく反応した。


なんで陸さんの名前・・・


こいつあたしの携帯見たの・・・!?



「触らせたんだな・・・?そいつどこの奴だ・・・?ただじゃおかないぞ・・・私の奈緒を・・・!!」


義父はそう呟き、スカートに手をかけた。



その時・・・



ピンポーン・・・


インターフォンが家に鳴り響いた。




「んんんんんーーーー!!!!!」



あたしは届くはずがないけど、必死に叫んだ。



「ふっ・・・無駄だな、そのうち帰るだろう」