素直に謝った妹に波矢斗は苦笑して、頭を撫でてやりながら命の危機を回避したネズミをギロリと睨みつけた。

「次出てきたらコロスよ?」

綾羽に聞こえないように、だがネズミの耳に聞こえるように囁いた波矢斗はニコリと微笑んだ。




ネズミは思った。
この家にいると、確実に殺される・・・。と。