切れた。
ご飯…って、えぇ?
私はすぐに絵美に電話をした。
『それってデートじゃん!やったぁ、和葉』
「やったぁって…困るよ、こんなんされても」
私はため息を吐きながら絵美に言った。
『…私さぁ、小早川先生なら和葉を変えてくれると思うんだ』
ぽつりと、絵美が呟いた。
――絵美?
「なに言っちゃって…」
『先生なら、和葉を守るよ。なにがあっても、最後まで』
いつもの調子でなく、どこか真剣な声色の絵美に私は焦っていた。
「え、絵美―――」
そのあと、すぐに電話が終わり私は困惑していた。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…