翌日は土曜だったから大学は休みで、私は休みの日はほとんど家にいる。
一人で出かけるのはあまり好きじゃないので、今日も一日家にいるつもりだった。
―――♪♪♪
お昼頃、ベッドの上に置いてある携帯が鳴った。
私は、テレビを見ながら電話に出る。
「はい」
『おはよう、和葉ちゃん』
「え!小早川…先生?」
まさか、昨日の今日でまた電話が来るとは思っていなかった私は油断していた。
『今夜ご飯食べにいかない?』
「…ご飯?」
『そう。今日の7時に迎えにいくからね』
「えっ!ちょ、ちょっ…」
―――プーップーップー…
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