学食を飛び出し、私はとりあえず静かな場所まで走った。 図書館の裏の小さな公園。 遊具もなくあるのは古ぼけたベンチだけ。 たぶん絵美ですらも私がたまにここに来ていることを知らないはず。 「はぁ……」 ベンチに腰をかけ、私は深いため息をついた。 絵美もたまにぶっ飛んだことを言う子だけど、それ以上に小早川千秋だ。 なにが「いいよ」だよ! もうやだ… 頭を抱えうずくまっていると、かすかに影が差したような気がした。 「かーずはちゃん」 .